デュラララ!!×2結 第36話 舞台探訪(聖地巡礼)
探訪日:2016/03/27
2015年1月の「承」から始まり、7月の「転」そして今期「結」と3クール、都合1年3ヶ月にわたり続いた「デュラララ!!×2」シリーズもいよいよ最終話です。最後の舞台となったのは、もちろんここ数話と同じハンズ前、及びアムラックスの隣にあるビルの屋上。どちらの場所でも前回以上に人が集まり事態は最早混迷を窮めますが、記憶を取り戻したセルティの手によって、文字通り一網打尽に収拾させられます。
そんな事件が終わった後、Bパートではそれぞれの結末を迎えた各キャラ達のその後の様子が描かれます。その中で久しぶりにハンズ周辺以外が登場。サンシャイン付近や雑司ヶ谷霊園近くなど2期ではよく出てくる場所の他、ヴァローナが故郷に帰ると言うことで羽田空港の国際線ターミナルなんかも登場していました。
そんな最終話の舞台探訪も、いつも通り登場した順に紹介していきたいと思います。
第36話Aパート
今回もシーンの切り替わりが多く、場所もめまぐるしく行き来しますが、素直に登場順にどんどん紹介していきます。
最終話のスタートは前回ラストの続きから。ビルの屋上、正臣を撃った帝人が次は自分の額に銃を向け、そしてついに引き金を引いてしまったシーン。ちょうど同じタイミングで、襲撃してきた泉井達の隙を突いて門田のワゴンから脱出した杏里達がビルの真下に到着。二度目の銃声と正臣の叫び声を聞いて屋上へと急ぎます。
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ここ数話何度も登場した「NBF池袋イースト」ビルの北側路地。屋上が一番重要な舞台ではありますが、もちろん不法侵入してはいけません。
そして場面が変わり、60階通りのハンズ近くで死闘を繰り広げる臨也vs静雄。大勢の罪歌憑きやブルースクウェアメンバーらで大混雑しているなか、人混みをかいくぐって派手な戦闘を繰り広げます。それに加え、露西亜寿司方面からやってくるトムさん&サイモン一行とそれを襲おうと目論んでいた那須島&罪歌軍団もこちらへやってきたり、さらには静雄を止めるためにヴァローナまでやってきて、最早カオスの極みとなるこの交差点。セルティの登場により一斉に鎮圧されるまで時間としては数分間のシーンでしたが、視点はあっちを向いたりこっちを向いたりめまぐるしく変化します。
この一連のシーンではひたすらハンズ前の交差点、ときどき露西亜寿司方面が舞台として描かれています。延々続くので同じようなアングルも何度か出てきますが、ひたすら撮ってきたので45枚に渡りだーっと掲載したいと思いますw
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臨也vs静雄の決闘が行われているハンズ手前の交差点。日曜19時半頃の撮影なので、ちょうど作中に描かれているのと似たレベルの混雑具合でしょうか。
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最早傍観するしかなくなった千景と青葉。引きつづき交差点南側、ゲーセンの脇にいます。
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こちらは露西亜寿司前の那須島達。
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罪歌憑き達がついに露西亜寿司に突入しようとしています。
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露西亜寿司の方でスタングレネードが炸裂し、それに気を取られた臨也は致命的な隙を見せることになります。
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ついに殴り飛ばされる臨也。なお作中カットでは車両通行禁止の青いコーンが道ばたに避けられていますが、これは歩行者天国が解除された夜10時以降の状態です。
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街灯に寄りかかる臨也
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ヴァローナ合流。静雄を人殺しにさせまいと自らが臨也を撃ちます。
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罪歌憑きの襲撃から無事脱出してきたトムさんたち。
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静雄とヴァローナが対峙しているのに気がつき、彼らも合流します。
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ヴァローナが銃を向けているのを見てサイモンはそちらにも閃光弾を投げ込みます。
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閃光弾にやられ統率を失った罪歌憑き達に「とにかく斬れ!」と命じる那須島。
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暴走族達も入り乱れ最早手の施しようのないカオスとなります。
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このカットの左側には「ばくだん焼き本舗」の店舗が映っていますが、そこの看板は同じ電撃文庫作品の「ヘヴィーオブジェクト」になっていましたw
ちなみに実際に2016年1月22日前後にはこの店とこの作品がコラボをしていたので、電撃繋がりと言うことではなく、単にそのタイミングで撮った写真を元に背景画が作られたのかもしれません。
もはやどう収拾を付けるのか、となりはじめたころ、交差点周辺に真っ黒い雨のようなものが降り注ぎはじめます。それは記憶を取り戻したセルティが事態を収拾しようと展開した「影」であり、雨は次第にロープになり、その場に居た全員を縛り上げ、混乱を強制終了させます。
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ハンズ、サンシャイン、アムラックスを見上げた構図。
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交差点周辺のあらゆる勢力は、影のロープで文字通り一網打尽にされます。
一旦ビルの屋上、帝人達の様子に場面は移りますが、舞台探訪記事的には掲載できるものがないので引きつづきハンズ手前の交差点の模様を紹介。
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グレネードで気絶したヴァローナはサイモンに介抱されています。
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臨也とも一応の決着が付き、落ち着いてきた静雄。辺りを見回すとそこには新羅の姿が。静雄は一旦この場を離れ、新羅を追いかけます。
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怪我を押して歩いてきた新羅が来たのは、帝人、正臣、杏里達、そしてセルティがいる例のビルの屋上。「愛するセルティ」に久しぶりに再会した新羅ですが、当のセルティは覚えていないのを装ったままこの街から立ち去ると言い残し、空へと去っていってしまいます。しかしそんなことは想定済みだった新羅。ちょうど後を追ってやってきた静雄に、空まで吹っ飛ばしてくれないか、と頼みます。
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サンシャイン60より遥か高い空へと去って行ってしまったセルティ。新羅はそれでも追う決意を既に固めていました。
ビルの屋上からは撮れませんが大事なシーンなので地上からそれっぽいイメージの写真を掲載します。
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空でセルティと再会を果たし、セルティが必死で張ったネットに受け止められながら落ちてくる二人のシーン。
これで新羅とセルティの物語も一つの決着を迎え、大混乱の一夜が終わったのでした…
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第36話Bパート
最終話Bパートは、それぞれのグループがそれぞれの結末を迎えたその後が描かれます。まずは帝人、正臣、杏里の三人。満身創痍とは言え、久しぶりに三人揃って落ち着いて話せる状態になった……と思った矢先、那須島の襲撃を受け、杏里を庇った帝人がナイフで刺されるという緊迫の事態が発生します。
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屋上から降りてきた3人。ビル1階にあるドラッグストアの前あたりを歩いています。
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那須島の襲撃!
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事態は緊迫していますが、ここではその続きを見せてもらえず、一旦他の勢力のその後に場面が変わります。
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事態が終わってもセルティ残した影に覆われ続ける池袋の街。東武百貨店のスカイデッキから見た光景です。実はこれ「承」OPのタイトルが出てたカットと全く同じ構図です。始まりと同じカットで終わるというのはなかなか意味深?
色んな勢力に決着を流されてしまった感のある千景と青葉のその後。また例の交差点です。
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昼を過ぎてようやく「影」も晴れた池袋の街。そこで最初に見せられるのは臨也のその後。黄根さんと愛美に助けられ首都高を走る車の中で意識を取り戻します。
次は春奈の父親、娘からの着信に安堵します。
この2シーンは撮影出来ないので探訪記事では通過して、その次は森厳と波江のその後のシーン。完全に影もなくなり空は晴れた昼の景色が久しぶりに描かれていましたが、探訪記事的にも、ものすごく久しぶりの昼の撮影でしたw
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東池袋公園~サンシャイン~プリンスホテルへと続く階段のどこか。猫は居ませんでしたw
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サンシャイン60の隣にあるプリンスホテルを見上げた構図。
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プリンスホテル2階に繋がるデッキに波江達はいます。
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この後誠二&美香のシーンが入りますがこちらは室内なので探訪カットはナシ。
その次は聖辺ルリと鯨木かさねのシーンですが、こちらは外なのですが場所を特定できなかったため今回は紹介できません。
続く門田たちワゴン組のエピローグは数日後。いつも通り渡草の車を走らせているのは雑司ヶ谷霊園南側、「楽影ジム」の付近です。
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雑司が谷霊園南側の「清立院」付近。
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後ろの窓に映る景色。奥に見える家などは若干描き変えられている様子。
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楽影ジムの設定位置。
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チャットでは出番が多かったけど「中の人」は出番がしばらくなかった九瑠璃と舞流。
次は静雄とヴァローナのその後。ヴァローナとスローンは一旦故郷のロシアへ帰国するとのこと。見送りに来た静雄に対し、別れの言葉といつか再び「勝負」をすることが望みだ、と告げたのは羽田空港国際線ターミナルの出発フロアでした。
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展望デッキからみた国際線ターミナルの様子。
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出発フロアの様子。
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そして再び池袋の街に落ち着くこととなったセルティと新羅のその後。今までと同じように二人乗りで黒バイクを走らせています。上に首都高の高架がある以外は周りに何もない場所、という1期の頃からちょくちょく出てくるけど実在はしないこの景色、今回は周囲の景色と言うことで新豊島区役所やエアライズタワーなどが描かれていたので、それっぽく見えるような所を探して撮ってみました。
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地下鉄東池袋駅を越えてしばらく行った、雑司ヶ谷霊園の東端部付近から撮るとこんな感じになりました。
ちなみにこの場所から反対側を写した構図には遠くに新宿の高層ビル群が描かれていましたがそれらが見えそうな場所はこの周辺にはなさそうですし、そもそも位置関係が合っていなそうなのでこれは完全に架空の景色、ということなのでしょう。
最後に残った帝人達のその後。先ほどの緊迫のシーンの続きと言うことで時間も場所も例のビルの下に戻ります。
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那須島に反撃しようとした杏里を止めに現れた春奈。罪歌憑き対決の構図です。
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春奈を自身の罪歌で操れていると思っていた那須島。そうでないと分かり形勢逆転です。
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春奈の危険な「愛」を感じ逃げ出す那須島。
そのすぐ近くに居た、泉井達の襲撃を撃退した直後の門田達の様子も描かれます。逃げてくるのが那須島=門田のひき逃げ犯だと知った渡草はここぞとワゴンを発進させて跳ね飛ばします。結果那須島は春奈に捕まり……
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前回狩沢と合流した「アークホテル東京池袋」の前
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ラストシーンはエンドテロップを出しながら入院中の帝人とそれを看病する正臣と杏里の様子。赤林と青葉の決着も裏でついたりしてこれで全員完全清算と言ったところでしょうか。物語もいよいよ終わりとなります。
帝人が入院しているのはおそらくいつもの来良総合病院でしょうが、そもそも実在しない上にモデルが有っても病室の写真は撮れないので探訪写真はありません…でも大事な最終シーンを載せずに終わるのもどうかと思うのでw、帝人のモノローグに乗せた回想からワンカット選んで載せたいと思います。彼の「してきたこと」の中でも特に重要な局面となったシーンがいくつか回想されましたが、やはり一番の転機となったこの場所が最後に載せるには相応しいでしょうか。「ダラーズ初集会」が行われたハンズ前の、現在の様子を掲載して最後にしたいと思います。
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2015年1月の「承」開始から基本的に毎週お届けしてきた「デュラララ!!×2」舞台探訪記事も、作品本体の完結に伴いこの記事をもって一区切りとなります。
このデュラララ!!2期探訪記事シリーズ全体のページ数と、そこに掲載した写真を数えてみたところ、新規登場地点のなかった第31話を除く本編35話分と外伝第4.5話、それに各クールのOP映像編3つを加えた39の記事に合計で1438枚の写真を掲載したみたいですw 2009年10月より掲載をはじめた1期やコミック版の記事も合わせると「デュラララ!!」シリーズ関連だけで70記事、写真総数2856枚という膨大な規模の探訪記事となりました。
同じような場所が何カットも出てくることも多いとは言え、ここまで毎回実際の景色と合わせた写真を撮影できるということは、この「デュラララ!!」のアニメシリーズが、池袋の街を実にリアルに描いているのという証拠の一つと言えるのではないでしょうか。景色だけでなく位置関係もわりと忠実なので、実際に池袋に行くと「あのエピソードの時あのキャラとこのキャラは実はこんな近くに居たのか!」なんていうのを自分の身体で感じることもできます。今回でアニメの方は一区切りとなりますし、今まで池袋に行ったことがない方はこの機に行ってみるのはいかがでしょうか。まだ原作は続いていますので、行ってから読むとまたひと味違った楽しみ方が出来るかもしれませんw
さて終わりっぽい言葉を書きましたが、この探訪記事シリーズはあくまで今回が「一区切り」であり最後ではありません。次はおよそ2ヶ月後、5月に劇場で公開予定の外伝も、実在する風景が一つでも登場すれば探訪記事を制作予定です。元ネタが元ネタなので、もしかすると池袋ではなく沼袋の模様をお届けすることになるかもしれませんが……ww
ともあれ、今まで毎週ご覧頂いた皆様ありがとうございました。
デュラララ!!舞台探訪シリーズ
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◆テレビアニメ第2期「結」
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第25話「袖すりあうも多生の縁」|
第26話「猫の首に鈴」|
第27話「同舟相救う」
第28話「血は水よりも濃し」|
第29話「闇に惑う」|
第30話「乗りかかった舟」|
第31話「犬猿もただならず」
第32話「虎は死して皮を残す」|
第33話「薄氷を踏む」|
第34話「以心伝心」
第35話「水の流れと人の行末」|
第36話「会うは別れの始め」|
特別編第19.5話「デュフフフ!!」NEW!!
◆テレビアニメ第2期「転」
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第13話「汝の敵を愛せよ」|
第14話「邯鄲の夢」|
第15話「縁は異なもの、味なもの」
第16話「人の噂も七十五日」|
第17話「寝ても覚めても」|
第18話「花に嵐」|
第19話「猫を殺せば七代祟る」
第20話「口に蜜、心に針」|
第21話「口八丁手八丁」|
第22話「愚か者に福あり」
第23話「同じ穴の狢」|
第24話「蛇の道は蛇」
◆テレビアニメ第2期「承」
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第1話「百聞は一見に如かず」|
第2話「和を以て尊しと為す」|
第3話「泣き面に蜂」
第4話「人の踊るときは踊れ」|
第5話「一寸先は闇」|
第6話「闇夜に烏」|
第7話「モスクワは涙を信じない」
第8話「色男、金と力はなかりけり」|
第9話「日暮れて道遠し」|
第10話「この親にしてこの子あり」
第11話「覆水盆に返らず」|
第12話「艱難汝を玉にす」|
外伝第4.5話「私の心は鍋模様」
◆テレビアニメ第1期
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アニメ版OP&第1話「開口一番」|
第2話「一虚一実」|
第3話「跳梁跋扈」
第4話「形影相弔」|
第5話「羊頭狗肉」|
第6話「東奔西走」|
第7話「国士無双」|
第8話「南柯之夢」
第9話「依依恋恋」|
第10話「空前絶後」|
第11話「疾風怒濤」|
第12話「有無相生」
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第12.5話「天網恢恢」|
第25話「天下泰平」(先行版)
放送1年後の池袋
◆その他
コミック&原作編
更新履歴
初回記入:2016.03.30