バディ・コンプレックス 舞台探訪(聖地巡礼)
探訪日:2013/12/30
2014年1月新番の「バディ・コンプレックス」。
本放送開始より一足早く、2013/12/29にTOKYO MXでの先行放送、およびその後24時間限定での先行ネット配信が行われました。
時代設定は2014年の現代。主人公の渡瀬青葉は千葉県の津田沼駅周辺在住で、東京都の笹塚にある都立高校に通っているという設定。そのため第1話では、その周辺の現実の景色をかなり忠実に描いたカットが多数登場しました。
地名がほぼ実名で登場しており特定も簡単だったので、放送翌日に早速行ってきました。本放送はまだこれからですが、探訪記事も一足早く公開したいと思います。
なお本作品の舞台には高校や閑静な住宅街を含みます。もし訪問される際は現地の方へ最大限配慮して行動されるようお願いしたく思います。
千葉県習志野市 津田沼駅周辺
主人公・渡瀬青葉の自宅があるのは千葉県習志野市の津田沼駅近郊。駅の南口へ通じる緩やかな坂道が通学路になっているようですが、現実の位置関係を忠実になぞった順番で登場していました。
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主人公の通学路になっているなだらかな坂道。
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小さな公園のある交差点。道路のペイントもそのままです。
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駅南口にあるショッピングセンターの裏にある信号機。正確にアングルを合わせるなら横断歩道の途中から撮らないとダメかも。
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上の信号機がある交差点。主人公が走って行ってる方向に実際に津田沼駅があります。
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電車通学の青葉は津田沼駅から総武線に乗ります。新宿方面へ向かう電車は5番線から発車。これも実情通りです。
ここまでのカットは全て現実の世界を忠実に再現していましたが、クラスメイトと合流したこのシーンはちょっと様子が変わってます。先ほど5番線の発車案内が出てきていましたが、この景色はなぜか4番線から5・6番線の方を見たものになっていました。4番線から発車するのは総武線千葉方面ゆき。主人公達が通う学校は都内にあるので逆走することになってしまいますw
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作中では5番線になっているが実際描かれていたのは4番線からの景色。
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5番線から見た実際の景色はこんな感じ。左端に写っているユザワヤの広告(拾得器入れ)だけは映像中にも描かれているのがわかりますね。
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東京都渋谷区 笹塚周辺
青葉たちが通っている「都立誠應高校」。話の途中で青葉の学生証が写されたシーンがありましたが、渋谷区笹塚にあることになっているようです。実はこれ、丁目と番地までは実在の住所で、しかもちゃんとその場所にモデルとなったのであろう高校が実在しています。なお、作中では都立の共学校と言うことになっていますが、実際は私立の女子校ですので訪問されるときは細心の配慮をお願いします。そんな状況ですのでこのページでは敢えて名前を出すこともしません。もはやバレバレですがw
さて津田沼の通学路も位置関係まで含めて忠実に再現されていましたが、この笹塚近郊も同様でした。突如青葉を狙って襲いかかってきたロボットから逃げるため自転車で走り回るシーンでは、登場した全てのカットがきちんとトレース可能な順番で登場しています。順番に見ていきましょう。
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まずは学校前。ここからスタートです。
青葉はすぐ先の信号を右折して細い路地へ。入った先は「10号通り商店街」と呼ばれる商店街です。
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通行人が「なんだあれ?!」とロボットを指さしている電器屋前。
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松屋(作中では「梅屋」)前
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松屋のあたりから見上げた景色。電線まで忠実に描かれているようです。
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追ってくるロボット。
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引きつづき道なりに逃げる青葉。「狭いところをごちゃごちゃと…!」ってセリフの通り、細い路地が続きます。
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商店街は上の写真の地点から左へ曲がって続いていますが青葉は直進して住宅街へ。小学校に突き当たったところで右折するとこの景色です。
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路地を抜けて甲州街道へ。10号通り商店街の出口から出てきてるので、さっきの路地をぐるっと迂回して戻ってきた感じ。
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青葉はそのまま甲州街道を東へ。
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ここで雛に追いつかれます。
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雛に導かれて、引きつづき道なりに直進。
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中野通りが交差する笹塚交差点の手前でロボに追いつかれます。だるまのロゴが入った看板もちゃんと有ります。
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吹っ飛ばされそうになりつつなんとか踏ん張る青葉。笹塚交差点の横断歩道の後ろにあるマンションが写ってます。消火栓もそのまま。
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そのまま横断歩道へ。
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中野通りへ入って京王線の高架下を通過します。
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バイクの雛は一足先に自分のロボットを起動させるため工事現場へ。青葉は訳も分からず追いかけます。
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京王線の高架を越えたところで再び追いつかれます。高架の後ろの景色は現実の物とは違う様子。
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雛のロボットも起動。作中で工事現場になっているところは、実際には新宿中村屋の工場があります。
ここからロボット同士の空中戦シーンに移るため移動距離も大きくなります。しかしそれでもまだ位置関係は忠実なようで、次に着地したところもちゃんとこの笹塚から遠くない場所でした。
…その前に一つ小ネタを。アニメの舞台で「笹塚」と言えば、やっぱり「はたらく魔王さま!」ですよねw 作中で散々「笹塚」という地名を連呼していただけあって、映像中には実在の笹塚の景色が多数登場していました。実は今回「バディ・コンプレックス」で登場した笹塚の景色は、この「魔王さま!」に出てきたところと同じようなところが使われています。わかりやすいのは雛がロボットを隠していた工事現場のとこ。中野通りの笹塚一丁目東交差点がすぐ近くに有るわけですが、その交差点は「魔王さま!」の1話と2話で真奥貞夫(魔王サタン)が遊佐恵美(勇者エミリア)に傘を貸したりなんだりいろいろあったあの交差点です。先ほど紹介したこのカットには、視点こそ違いますが「魔王さま!」で登場したのと同じ建物が写っていましたw 対比させるとこんな感じです。ついでに魔王さまカットの再現写真も掲載しておきます。
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「はたらく魔王さま!」の舞台とニアミスしてたとこ@笹塚一丁目東
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東京都渋谷区 大山交差点周辺
話をバディコン本編に戻します。先ほどの笹塚一丁目東交差点から中野通り沿いに600mほど南へ進んだ大山交差点が、空中戦の末にたどり着いた先になります。ただこの交差点周りは今までと違ってあまり実際の景色に忠実ではない様子。看板や窓の形など、細かいパーツが一致する程度でしかありませんでした。
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コクピットから見えている茶色いマンションはこれですかね?
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このカットは左のビルの1階部分が一致するぐらい。
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右端に見える「クリーニング スワローチェーン」の建物はちゃんと有りました
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反対側。
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雛の機体が背にしているマンションは位置関係的に多分これ。形も概ね似ているんじゃないでしょうか。
このシーンの後は八丈島沖の「特異点」までひとっ飛びなのでもう実在の景色は登場しません。ちなみにこの場所から八丈島までは280kmぐらいあるので、その距離を2~3分で飛んだ(※自爆装置のタイマーから推測)とすると時速約6,000km、マッハ5ぐらいってことになりますねw 衝撃波で街がエライ事になりそうですが…ww
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バディ・コンプレックス探訪はこれで以上。学校敷地内のシーンを除くとこれでほぼ全てのカットを網羅出来ていると思います。
ただ、本編を見られた方はご存じの通り、1話ラストで未来へ行ってしまって以来、完結編の最後に至っても2014年の東京、千葉の景色が再度登場することはありませんでしたwww
純粋にサンライズ製作のSFロボットアニメとしては楽しかったんですが、更なる探訪ができなかったのはちょっと残念でしたw
(2015.03.18追記)ちなみにこの記事の公開当時(先行放送放送直後~本放送当時)には敢えて記載していなかったのですが、実は青葉の自宅も完全に一致するものが津田沼に実在しています。門柱の脇に道祖神があるという特徴もちゃんと一致していました。青葉の家が写されたカットをよく見ると後ろに工事中の高層ビルが書かれているので、それとの位置関係や、通学路のシーンの場所などから推理できるとおりの位置にあります。個人宅なので掲載はしませんが、放送終了から時間が経ってある程度ほとぼりが冷めた頃合いなのでこの機に言及だけしておきますw
更新履歴
初回記入:2013.12.31
サイドバー追加、コメント追記・一部改稿:2015.03.18