東京レイヴンズ 舞台探訪(聖地巡礼)
探訪日:2013/11/16
2013年10月~2014年3月に放送された「東京レイヴンズ」。
こんなタイトルの割に物語はどこぞの田舎町からスタートしましたが、第3話ラストより舞台を東京・渋谷移して本格始動。主人公・春虎と夏目達のとある休日の出来事を描いた第6話では渋谷に実在する様々な場所を舞台に話が展開されました。
それ以後のエピソードでも、渋谷を中心とするエリアの様々な景色が登場しています。全部でかなりの数になるので適宜分割して紹介していきたいと思います。
「東京レイヴンズ」舞台探訪(聖地巡礼) 全登場地点リスト
オープニングエンディング
オープニング:渋谷駅西口|
オープニング:外苑前|
オープニング:ヒカリエ|
オープニング:ハチ公像
エンディング:新宿|
エンディング:表参道|
エンディング:渋谷駅西口周辺|
エンディング映像再現写真
2ndエンディング:渋谷|
2ndエンディング:六本木
第3話&第6話
ハチ公口周辺|
渋谷駅西口|
井の頭通り|
道玄坂|
旧東横線渋谷駅ガード下
第7話~第9話
さくら通り|
渋谷駅東口|
国連大学|
渋谷駅周辺(8話)|
センター街|
神宮外苑|
表参道交差点|
青山3丁目
第10話~第19話
桜丘町|
渋谷駅周辺(11話)|
閑谷学校(岡山県備前市)|
渋谷駅(15話)|
セルリアンタワー前の歩道橋|
上野|
渋谷駅西口(15話)|
渋谷駅付近空撮|
宮下公園
第24話
三田一丁目交差点|
西新宿ジャンクション|
神田駅ガード下?|
和田倉噴水公園|
石川島公園
ハチ公口周辺
まずはおなじみハチ公前交差点とその周辺の景色から。多くの人が行き交うスクランブル交差点を取り囲む景色は渋谷のみならず東京代表する景色と言えるでしょう。主人公・春虎がそれまで暮らしていた田舎の町を離れ、「東京レイヴンズ」の名の通り物語の舞台が東京へと移った3話のラストで、東京の景色として一番はじめに登場したのもここでした。
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ハチ公前スクランブル交差点の景色。元絵はパノラマ撮影かなんかなんでしょうか、やたら左右が広く撮られていて普通の撮影では入り切りませんでした。なので左右に分割して掲載します。
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同じくハチ公前のカットの右側部分
ハチ公前広場からスクランブル交差点を渡った先にあるセンター街入り口。ここも渋谷の代表的風景の一つ。渋谷が舞台のアニメというと過去にいろいろありますが、ハチ公前の交差点を映したらこのゲートも映すというのは最早定番。当サイトで過去に探訪したことがあるものだけでも「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」、「神様のメモ帳」、「海月姫」の3作品で同じような構図がセットで登場していますw
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センター街入り口。クリスマス仕様でした。
そして忠犬ハチ公像。スクランブル交差点、センター街入り口ときたらここまでセットにするのがお約束でありますw OPでも天馬のカットで一瞬だけ登場しますね。
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3話で登場したハチ公像
待ち合わせスポットとしても超おなじみなハチ公前広場。作中でも3話で東京にやってきたばかりの春虎が夏目と冬児をこの場所で待っていました。春虎が立っていたのはハチ公像脇の植木の周りに巡らされたベンチのところ。休日昼間などはハチ公像そのものの周りはあまりにも人が多いので、少し外れたこの辺で待ってる人も実際に多数います。
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夏目達を待つ春虎のカット。
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左に見えてるのは30年以上前まで東急東横線を走っていた「5000系」の車体を使ったモニュメント。
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春虎の元にやってきた夏目の後ろに見えてる景色はスクランブル交差点のずっと奥の方の景色でした。
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植え込みの柵もちゃんと再現されています。
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言い争う二人w
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冬児がやってきたのはJRハチ公改札口方向から。
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左後ろに見えてるビルはマークシティ。背景画の方では角度がちょっと変わってる印象ですかね。
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実は北斗のことは知っていたと冬児が夏目に意地悪く伝えるシーンw
後ろに見えてる看板はハチ公改札の上にあるヤツですが、夏目たちが居るハズのベンチの所からはちょっと見づらいかも。
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周辺案内とTSUTAYA(Q-FRONT)の方向。
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上の逆を向いた感じの構図。後ろに見えてるのは東急百貨店のビルです。
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いざ東京の街へと足を踏み出していく春虎たち。渋谷のスクランブル交差点から物語が始まるってのはありがちだけどいい感じですね。
ハチ公前で待ち合わせするシーンは3話だけでなく6話にも登場しています。春虎と夏目のデート(笑)のスタートもこの場所から。3話で出てきたのと同じスクランブル交差点の景色も登場していますがそれは省略して6話で初登場のアングルから掲載します。
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東急百貨店をバックにジト目な春虎さん(何
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5000系モニュメント前にいらっしゃる夏目さん(何
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スクランブル交差点の方へ歩き出して「デート」スタートです。
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二人の足下にある桜の模様。ハチ公前広場には何カ所か同じものがあります。
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スクランブル交差点渡る途中からみえるSHIBUYA 109。TSUTAYAのビルと並んでこれも「いかにも渋谷!」って感じの景色ですね。
6話の諸々が終わって春虎たち一行がぞろぞろと帰っていくシーンで出てきた景色もハチ公前からのもの。マークシティを見上げた構図です。
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スクランブル交差点から見上げたマークシティ。これもパノラマ撮影っぽいですね。
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渋谷駅西口
3話ラストで初めて渋谷の景色が登場したとき、最初に紹介したハチ公前のスクランブル交差点から見た景色の次に映されたのがこの場所、渋谷駅西口のバスターミナル南側にある歩道橋です。スクランブル交差点→センター街入り口→ハチ公像だけなら至ってありがちですが、なぜかちょっとマニアックなこの場所を敢えて挟み込むというセンスは結構好きです(何
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桜丘町側から見下ろした感じ。
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このカットはまさにノラマ撮影機能を利用すると、画面の妙な歪みまで再現出来るようです。(参考リンク:「名状しがたい日記のようなもの」東京レイヴンズ 3話 「渋谷」 舞台探訪(聖地巡礼))
手持ち機材では無理なので左右に分けて。
なおこの歩道橋はオープニングの冬児が居るカット、およびエンディングで天馬が居るカットでも登場しています。
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井の頭通り
6話で古着屋を探して歩き始めた春虎と夏目が向かった方向は井の頭通り。ハチ公前交差点からTSUTAYAと三千里薬品の間へ伸びている道路です。作中にも登場する西武デパートのところで左に曲がり、そのまままっすぐ行くと宇田川町交番やハンズの方へと続く、渋谷のメイン繁華街の一つになっています。渋谷で買い物というとこの通りを行くのが基本ってところでしょうか。
ハチ公前広場周辺の背景画は現実の風景をかなり忠実に描いていたのですが、歩き出した先にある井の頭通りの景色はかなりアレンジが加えられている様子。ビル単独で見るとそこそこそれっぽい所も多いのですが、大きく描き変えられているところも多々あり、場合によっては別の通りかと思えてしまうようなカットもありました。
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井の頭通り入り口の景色。ここはわりとそれっぽいかな。
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少し奥へ進んだところから。この辺から左に見えてる建物にアレンジが入ってきます。
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歩道を横から見た図。左端のマクドナルドは作中では別物になってます。
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西武デパート脇からスクランブル交差点の方向。この辺は最早全体的にだいぶ別物w
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二つ前のカットでは違う店になっていたマクドナルドもこのカットでは比較的忠実?左隣の大和証券のビルもよく見ると面影は残しています。
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西武デパート脇。ここのイメージが違うのは描き変えてるからと言うよりは人の少ない朝を狙ったら開店前でシャッターが降りてることによるところが大きいかも…ww
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西武デパートの渡り廊下を見上げる構図。これはピッタリ一致します。
この通り井の頭通りの道中は大幅にアレンジされているところが多いのですが、よくよく見てみるとビルに掲げられた看板は別の場所に実際にあるモノを拝借していることが見て取れます。たとえばこのカットの画面中央に描かれている「整形」という看板。作中の位置としては井の頭通りの西武百貨店の手前ということになると思うのですが、これは西武を越えた少し先、カラオケパセラの隣にあるビルに存在している「渋谷整形」の看板を持ってきたものです。春虎の頭に微妙に隠れてる辺りにある看板もその隣に実在している居酒屋の看板っぽいですね。
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「渋谷整形」と居酒屋の看板。
同じように「古着買取」とその隣の「銀行」の看板もパセラの両隣にあるこれらがモデルでしょう。
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「古着買取」とその隣の「銀行」の看板。これもパセラの両隣。
さらに景色は忠実だけど全然別の場所から持ってきたというパターンもあります。これも春虎と夏目が歩いてきた道の途中にあるかのように映されていた景色ですが、実際の位置は井の頭通りをだいぶ奥まで進んだところ。宇田川町交番の向かいにあるアドアーズがモデルになっています。
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宇田川町のアドアーズ
こんな感じでこの周辺は全体的に大きくいじられているのですが、他の場所は忠実なのにここだけはこうもアレンジを加えるというのはなんか理由があるんでしょうかね。敢えてそこまで描き変えた理由をスタッフに聞いてみたい気もしますw
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道玄坂
さてこちらも6話で登場したエリアですが少し場所が変わりまして道玄坂界隈。渋谷の地理がよく分からないのに意地を張って春虎を先導してきてしまった夏目が迷い込んでしまったラブホテルが建ち並ぶエリアです。渋谷でうっかりラブホ街に突入、ってのもアニメやラノベではわりとよくある展開ですかねw でも実際、今回出てきた道玄坂二丁目のラブホ街は、中高生を始めとする若者でごった返す井の頭通りやセンター街界隈から道一本挟んだだけというかなり近いところに位置しているので、渋谷に不慣れな人は本当にうっかり迷い込んでしまいかねないかも。ヤマダ電機やドンキホーテのすぐ裏にはもうこんなエリアが広がってるんですから、よく考えてみると渋谷も不思議な街ですわ。
そんな道玄坂エリアですが、ここの背景画は先ほどと打って変わって実際の景色にやたらと忠実に描かれていますw景色だけでなく位置関係すらわりと忠実。スタッフのツイートによると何百枚というロケハン写真が撮られたそうですが、それが大活躍したんでしょうねw
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いかにもなラブホ。しかし東急百貨店本店やBunkamuraといった高級感漂うエリアから一本路地を入っただけの所に位置しています。
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「道玄坂」の地名の通りこの辺はこんな急坂だらけです。
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ラブホの入り口。
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春虎が「マズいエリア」だということに気づいたシーンw
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「アラン・ド」は「アドラン」に変えられていますが、「HOTEL WHITE CITY」って看板はそのまんまですね。
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建ち並ぶラブホの一つ。話の流れ的には上と同じ場所にあるように思えますが実際は少し離れたところです。
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路地の全体の様子もそのまんま。電柱の「セキネ」の広告や「道玄坂2-26」という住居表示もそのまま描かれています。
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この向きはちょっと変えてある感じ。だけど看板類はそのまま。
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雨まで降ってきてしまって落胆する夏目が寄りかかっているのもラブホのカベですw
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奥に見えているビルもしっかり描かれています。
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妄想に荒ぶる寮母さん二人ww 夏目と春虎を追いかけてきてるというシーンの通り、彼らが居たのとはちょっと別の場所です。
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雨をしのぐため夏目と春虎が入ったホテル。実際にさっきまで二人が居たラブホ街の路地のすぐ近くにあるのですが、最後に冬児が言ってたとおりラブホじゃなくて普通のビジネスホテルです。作中のセリフと現実の状況まで一致しているとは芸が細かいww
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追いかけてくる寮母さんたち。さっきまで夏目達が居たとこですね。
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駐車場の看板とラブホの看板。
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京子と天馬の式まで駆りだして夏目達を探しているシーン。さっきまで夏目達が居た路地のすぐ近くなので危ういところだったようですwww
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同じ路地を少し下から。ここも結構な急坂です。
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道路標識とラブホの看板もそのままの位置関係。
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大友先生まで登場。先述したとおり、すぐ後ろには東急百貨店本店が見えてるような、そんな場所です。
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このホテルの壁は坂の途中にあるので、実際に傘引っかけたら回収に難儀するぐらいの高さがありますw
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ノリノリな大友先生(何
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いろんな意味で危うかったけどなんとか冬児に救出された夏目がやってきた方向。
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ここの角は実際より急角度になってますね。
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実はこの二人がやってきた路地、地図で見ると袋小路になっているんですがどうやってそこまで移動したんだろう……ww
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一方夏目とは別の方向からやってきた春虎。これはちゃんとさっきのビジネスホテルのある方角と一致しています。
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このカットで春虎の後ろに見えている文字をデザインした装飾はGoogleストリートビューでは存在しているのですが実際に行ってみたらなくなっていました。ただ、同じ壁面がこのカットの中央奥にも見えているのですが、そちらは現状と同じく文字装飾がない状態で描かれています。スタッフのロケハンは2回以上に分けて行われ、最初に行ったときはまだ文字の装飾が残っていたけど後から行ったときにはなくなってしまった、とかそんな感じでしょうかね。
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最後の大友先生のカットも今までのシーンと同じ場所を違う向きに見たものです。大友先生の後ろに伸びる路地がさっき夏目と冬児が出てきた路地になります。
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旧東横線渋谷駅ガード下
6話ラストで大友先生が夜光信者の呪捜官を捕まえていた薄暗いガード下のモデルはおそらくここ、旧東横線渋谷駅のガード下です。2013年3月に東横線が地下鉄副都心線との直通を開始したことに伴い東横線渋谷駅は地下へと移動。役目を終えた旧地上ホームは現在解体作業が進んでいます。今回2013年11月の時点ではまだこのガード下の構造物は手つかずの状態でしたが、そう遠くないうちに解体されるのは間違いないので見に行くなら今のうちです。
(2015.03.26追記) 記事公開後も数ヶ月おきに様子を見ていましたが、2014年5月頃からついにこの部分の解体工事が着手され、2014年10月に確認したときにはもはや跡形もなくなっていました。
ここも渋谷駅の真下という場所でありながら人気は少なく、いかにも「裏」といった感じの場所。ハチ公前などの「表」の景色だけでなくこういった場所も出てきてこそ物語も盛り上がるというものですw
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旧東横渋谷駅ガード下。作中で描かれているより現実の方が幅広です。
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さすがに落書きの絵柄までは一致しませんが、作中通りの怪しげな雰囲気にはなっています。
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以上、東京レイヴンズ6話までに登場した東京の風景をお届けしました。「東京レイヴンズ」というタイトルですが東京を舞台にしたエピソードはまだ始まったばかり。今後まだまだいろんな東京の景色が描かれていくんでしょうかね。ストーリーももちろんですがそちらも期待したいと思いますw
更新履歴
初回記入:2013.11.17
構成変更:2013.12.29
サイドバー設置、コメント追記:2015.03.26