東京レイヴンズ 舞台探訪(聖地巡礼) ─GIRL RETURN~over-cry編─
探訪日:2013/12/30、2014/01/25、2014/02/22(以上3回渋谷、上野)、2014/01/11(閑谷学校)
「東京レイヴンズ」舞台探訪記事第4弾では、テレビシリーズ第10~19話、「GIRL RETURN」編、「Black Shaman ASSAULT」編、「_DARKNESS_EMERGE_」編、および「over-cry」編前半の各話で登場した場所を紹介します。
大蓮寺鈴鹿が再登場した10~12話の「GIRL RETURN」編では毎度なじみの渋谷周辺だけでなく、合宿で山奥へ出かけたりしていますが、その合宿所のモデルがなんと岡山県にある史跡だったりと多彩な場所が背景モデル地として登場しました。
大友先生と道満法師の陰陽バトルが見所だった13~14話「Black Shaman ASSAULT」編は陰陽塾が物語の舞台だったので実在の景色は特にめぼしいものはありませんでしたが、続く15~17話の「_DARKNESS_EMERGE_」編では再びいつもの渋谷の街並みが登場した他、先のバトルで疲弊した大友先生の療養先近くの上野駅などが登場しています。
そして最終章へ向けた助走がいよいよ始まった「over-cry」編の中盤・19話。ここでは京子が夏目、春虎との関係性に一つの区切りを付けた重要なシーンの舞台として渋谷の宮下公園が登場しています。
以上、シリーズ中盤の10話分についてまとめて紹介していきたいと思います。
「東京レイヴンズ」舞台探訪(聖地巡礼) 全登場地点リスト
オープニングエンディング
オープニング:渋谷駅西口|
オープニング:外苑前|
オープニング:ヒカリエ|
オープニング:ハチ公像
エンディング:新宿|
エンディング:表参道|
エンディング:渋谷駅西口周辺|
エンディング映像再現写真
2ndエンディング:渋谷|
2ndエンディング:六本木
第3話&第6話
ハチ公口周辺|
渋谷駅西口|
井の頭通り|
道玄坂|
旧東横線渋谷駅ガード下
第7話~第9話
さくら通り|
渋谷駅東口|
国連大学|
渋谷駅周辺(8話)|
センター街|
神宮外苑|
表参道交差点|
青山3丁目
第10話~第19話
桜丘町|
渋谷駅周辺(11話)|
閑谷学校(岡山県備前市)|
渋谷駅(15話)|
セルリアンタワー前の歩道橋|
上野|
渋谷駅西口(15話)|
渋谷駅付近空撮|
宮下公園
第24話
三田一丁目交差点|
西新宿ジャンクション|
神田駅ガード下?|
和田倉噴水公園|
石川島公園
桜丘町
戻ってきた鈴鹿にいいように使われている夏目と春虎。11話で春虎がパシリでアイス買わされてたシーンが有りましたが、その舞台は渋谷駅西口から坂を登った先、桜丘町のプラネタリウムが入ってる建物の脇にあるこの広場でした。
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渋谷駅周辺(11話)
11話ラストで春虎と鈴鹿が歩いていた繁華街の通り。パッと見渋谷駅周辺にありそうな風景ですが、実は架空の景色です。ただ、作画の元となったパーツは実際に渋谷駅周辺にいくつか実在しているのが確認できました。たとえばこのカットでは看板にモデルが実在しています。画面左奥に見える看板と左手前の電信柱上部に有る広告、また右端手前の電信柱本体に付けられている歯医者の広告、いずれも渋谷警察署裏手の路地に固まって実在していました。
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それからビル群を見上げたカット。手前のビルは全く一致しないのですが、中央奥に見えている一番背の高いビルは、これは明らかにセルリアンタワーです。西口の玉川通りとマークシティの間にある渋谷中央街中程から見上げるとこの通りわりと似た景色になりました。
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上のカットからカメラが下に下がってくるとこんな感じで鈴鹿が横断歩道を渡るカットになるのですが、この横断歩道も実在せず。ただ横断歩道の先の角にある雑居ビル1階にある看板は「富士そば」の「士」の字を消したモノです。しかし富士そばチェーンの店は渋谷エリアに多数有るのですが、この絵に一致する外観の店舗はありませんでした。参考までに中央街の富士そばを載せておきます。
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閑谷学校(岡山県備前市)
12話で春虎たちは合宿へと出かけます。遠くに富士山が見えるようなロケーションとして作中では描かれていましたが、その宿泊所のモデルとなった建物は富士山近郊ではなく、なんと岡山県にありました。岡山県南東部、瀬戸内海に面した町・備前市の山間部にある「閑谷学校(しずたにがっこう)」がそのモデルです。日本最古の庶民のための学問所で、創立は今から約340年前の江戸初期と非常に由緒ある場所。創建当時の建物も多く残され、国の重要文化財に指定されています。
作中に登場した宿泊所は国宝に指定されている講堂がモデル。作中では鳥居があって陰陽道の関連施設として書かれていましたが、実際には鳥居はありません。孔子の教え(道教)を学ぶところだったそうなので、陰陽道ともあまり関係が無いところです。なぜ急にこんなところが出てきたのかはよく分かりませんw
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作中で宿舎正面の階段のイメージはこんな感じですかね。実際は敷地内にある階段ですが。
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渋谷駅(15話)
15話で出てきた渋谷駅新カット。井の頭線乗り場への連絡通路を北側(ハチ公側)から見た構図です。
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セルリアンタワー前の歩道橋
15話で夏目と春虎が歩いていた歩道橋は国道246号線(玉川通り)に架かる、セルリアンタワーと道玄坂地区を結ぶ歩道橋です。二人はセルリアンタワー側から歩いてきています。どうも作中では陰陽塾の学生寮がセルリアンタワーの裏手辺りにあることになっていそうなので、位置関係的には正しそう。このシーンでは春虎が陰陽塾の建物を見上げるカットがあるので、その位置関係をそのまま信じるのであれば、陰陽塾はマークシティの辺りにある事になりそうです。…まあ他の背景カットではその周辺に描かれてないことも多々あるので、あまり信用できませんがw
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なおこの歩道橋は後に第19話ラストの京子が相馬多軌子に電話をかけるシーンでも登場しています。
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上野
15話でみんな連れだって療養中の大友先生のお見舞いに行ったとき登場した上野のカット。彼らが歩いているのは上野駅南西の西郷隆盛像に近い辺りの出口から公園口へと上がっていく坂です。しかしこの坂、実際には車道で、普通人が歩くところではありません。本来の歩道は1枚目のカットで言う左側の柵の付いた一段高い場所です。休日にはこの通りはかなりの交通量になるので実際に歩くのは危険かと思われるのでやめたほうが良いでしょう。今回は歩道から様子が分かるような写真を撮るだけにとどめておきました。このような状況ですので、おそらくスタッフもロケハンには行かず、車道を映したGoogleストリートビューを用いて作画をしたのではないかと思われます。
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初期の頃から何度も出てきている渋谷口西口の歩道橋が15話でも登場しています。ラストで相馬多軌子が居たシーンがこの場所になります。
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渋谷駅付近空撮
19話で登場した渋谷の街並みを空から見下ろすこのカット。これはおそらくGoogleMAPで閲覧可能なななめ45°の角度で見た航空写真を元に描いたものと思われます。写っているのは渋谷駅を中心としたエリア。ちょうど渋谷のメインの繁華街が全て見えている感じです。GoogleMapで見る
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宮下公園
女の子である事を隠していたことが原因で夏目と京子が仲違いをしてしまいますが、そんな二人が互いにぶつかり合って仲直りした19話の重要なシーン、その舞台となったのはここ、宮下公園です。山手線の線路沿いに細長く伸びる高架の公園で、園内にはフットサル場やクライミングウォールなどが設置されています。二人が話していたのはそのクライミングウォールの近く、公園中央部にある道路を横断する部分です。
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少し場所を移動して、さっきの場所の南側、管理事務所のある辺り。明治通りに架かる歩道橋から直接公園に繋がっている地点に二人が腰掛けています。作中の描写と異なり、実際には歩道橋と公園につながる階段の間にも開閉式の柵がありました。
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時刻は夜になって、京子と春虎のシーン。これも同じ宮下公園です。夕方のシーンで京子と夏目が話してた歩道橋のすぐ近く、宮下公園交差点の方に下りていく階段のところが舞台です。この場所は2ndエンディング映像にもほぼ同じアングルで登場しています。詳しくはこちら。
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このカットは2ndエンディングとほぼ同じアングルです。
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以上、「東京レイヴンズ」第10~19話の舞台でした。
更新履歴
初回記入:2014.03.26
第19話分追加:2014.03.29
サイドバー設置、一部コメント追加:2015.03.26