デュラララ!!×２承 第10話 舞台探訪(聖地巡礼)
探訪日：2015/03/15
「デュラララ!!×２ 承」第10話「この親にしてこの子あり」の舞台探訪です。
今回は60階通りや明治通り沿線など繁華街中心部が多く登場しました。その他、粟楠茜の家の近くの景色として、目白の住宅街が登場しています。
第10話「この親にしてこの子あり」登場地点概略
「デュラララ!!×２ 承」第10話「この親にしてこの子あり」では次の地点が登場しました。
(※各エリアがどの辺りに相当するかは「デュラララ!! 舞台探訪 総合TOP」ページをご覧下さい。)
- ◆繁華街中心部（池袋駅～60階通りエリア/サンシャイン通り、中池袋エリア/池袋大橋・六ツ又エリア)
- 前回の続きで、セルティがシューターを馬車の形にして茜、帝人、杏里を一度に運びながら白昼堂々街中を走り回っていたシーン。この経路は池袋駅東口(北側)から明治通りを六ツ又交差点方面へ走り、一つ手前の交差点を左折と言うモノでした。
加えて、家出を決意した茜がネットで知り合った波江と臨也に会い、いろいろ話をするシーンも全て繁華街の中心部です。波江と最初に合流したのはおなじみ池袋駅35番出口の脇。その後60階通り入口のカフェ「ミルキーウェイ」で臨也(?)と合流します。更にその後、茜が臨也に静雄という人間は危険な殺し屋であると吹き込まれたシーンは中池袋公園のWACCA寄りになります。
こちらも前回の続きになりますが、門田と千景が対峙していたのも中心部にある女子校前。前回と同じようなカットだったため今回は掲載していませんので、ここについては前回の記事をご覧下さい。
そしてさらに、To羅丸のメンバーが街中をうろついているシーンで描かれたのも60階通りがメインで、杏里の友達・神近さんと一緒に居た女の子が「To羅丸リーダーの彼女」としてダラーズの掲示板で晒されていた写真も60階通り入口のロッテリアに居るところを写したものでした。
このように今回は繁華街がかなり多く登場しています。
- ◆サンシャインエリア
- Bパートで静雄が望遠鏡を使って臨也を探そうとしていたシーンで出てきたのはサンシャイン60展望台の屋上にあった「スカイデッキ」です。「あった」と過去形表記なのは、2012年夏頃より閉鎖されており現在立ち入ることができないためです。手元に写真があれば雰囲気だけでもお伝えできたのですが、残念ながら無かったのでこの記事では掲載しておりません。画像検索で公開していた当時の様子が分かるかと思いますのでそちらを参考にして下さい。
- ◆その他エリア
- 今回初登場だったのが茜の家＝粟楠家の周辺の景色。道路のど真ん中に木が生えた特徴的な景色が描かれていましたが、これは池袋のお隣・目白の住宅街の中に実際に有る景色です。この辺りは高級住宅街として知られる場所なので、あのような豪邸が実際に有ってもおかしくないエリアです。
第10話Aパート
まずは前回の続きのシーンから。セルティがシューターを馬車の形にして茜、帝人、杏里を一度に運びながら白昼堂々街中を走り回っていたシーンでは、明治通り沿線の景色が一通り登場します。いつもは実在の店名はちょっとぼかされたものに描き変えられていますが、今回は「ビックカメラ」とか「椿屋珈琲店」など実在のものが一部そのまま使われているのが見えました。そういうカットはロケハン写真（あるいはもしかするとGoogleストリートビュー）をそのまま背景画として使っているのかも知れません。
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ビックカメラの前辺りにある信号機
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ビックカメラ本店。店のロゴそのままですね。
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ビックカメラ向かいにある椿屋珈琲店もよく見るとそのまま描かれています。
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セルティたちの逃走シーンはまだ続きますが、ここで一旦場面変わって茜の回想シーン。暴力団幹部の娘と言うことで豪邸に住んでいる茜ですが、その家の周りの景色として登場したのは池袋のお隣、目白駅周辺。池袋に近い高級住宅街といえばこのエリアなので、かなり現実に即した設定と言えます。（実際にそのあたりにその筋の人の邸宅があるかは知りませんが…）
茜やその友達の家、通っている小学校などは特定できませんでしたが、茜が友達の家に向かう途中歩いていた道だけは発見。道路の真ん中に木が生えているという不思議な景色でしたが、目白駅のすぐ近く、新宿区下落合2丁目に実在していました。道路の真ん中に生えているこの木は「旧近衛邸のケヤキ」と呼ばれているもので、大正時代までこの地区一帯に邸宅を構えていた当時の華族・近衛家の屋敷の入口にあったものとのこと。住宅街として開発された今もなお、道路の真ん中にありながら大切に残されているものなんだそうです。
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旧近衛邸のケヤキ(上部)
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旧近衛邸のケヤキ(下部)
また場面変わって、茜がネットで知り合った「奈倉」こと波江と臨也に初めて出会うシーン。波江と最初に合流したのはおなじみ池袋駅35番出口の脇で、その後60階通り入口のカフェ「ミルキーウェイ」に入り、臨也(?)と合流します。
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35番出口前。メニコンとかTAKASEとかこのカットも店名そのままです。
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ここからは実際に家出した跡のシーンになるのでしょうか。街の様子としてシネマサンシャイン前の夜景が映された後、茜が臨也に「静雄という人間は危険な殺し屋であると」吹き込まれていたのは現在のアニメイト池袋本店の斜め向かいにある中池袋公園。その西端、ごく最近オープンした「WACCA」という商業ビルの前あたりになります。
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街の景色として登場したシネマサンシャイン
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作中ではサムライフラメンコの映像が流れていましたw
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中池袋公園のWACCA寄り
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臨也に渡された静雄の写真はシネマサンシャインの脇で撮られたモノです。
ここで冒頭のセルティたちのシーンに戻って、引きつづき明治通りです。区役所前を進んだ後、六ツ又交差点に行き当たる一つ手前の交差点を左折します。
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区役所向かいの靴屋
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区役所前
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六ツ又交差点の一つ手前を左折
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セルティたちが左折した路地の先を見た景色はなぜか現実の物と異なっていました。実際の景色はこんな感じで、奥には清掃工場隣のスポーツセンターが見えているはずなのですが、別物になっています。
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セルティが左折した路地。作中ではなぜか景色が違う。
というかこのカットの背景画、路地の先に見えているビルを拡大して見たら(キャプ画の赤枠内)、どう見ても渋谷にあるQ-FRONT(TSUTAYAのビル)とセルリアンタワーだろうという建物が合成されているんですが果たしてこれは一体。この二つのビルがここに描かれているように重なって見える場所はないので、わざわざ描くか写真を切り貼りしない限りこの絵はできてこないんですが、一体なぜこんな絵が出てきたのか、制作過程が気になって止まないところですw
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なぜか描かれているSHIBUYA TSUTAYA(写真左)とセルリアンタワー(写真右)とおぼしき建物。
一方セルティたちが入った路地に後からヴァローナたちが入ってくる様子を見たこの構図は現実の物をほぼ忠実になぞっています。
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セルティが左折した路地を先ほどとは逆方向から見た絵。
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第10話Bパート
ここからBパート。最初は門田と千景が対峙するシーンからですが、前回登場カットとほぼ同じなのでここでは省略。その少しあとのシーン、池袋の街中に埼玉の暴走族・To羅丸のメンバーが闊歩している様子を写メしたのがダラーズのメーリングリストに流れてきているのを見るシーンです。写真が撮られたのは60階通りがメインで、何度も登場していておなじみのシネマサンシャイン前やロッテリア前などが使われていました。
しかし1枚目のシネマサンシャイン前の写真では、背後に写っているゲーセン（アドアーズ）のロゴが、なぜか2015年現在のものではなく、5年前のアニメ1期の頃に存在していたものに近い絵柄で描かれていました。先ほどの路地のカットといい、今回の背景画はなんだか謎に満ちていますw
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To羅丸メンバーの後ろに見えているシネマサンシャインの景色はなぜか5年前のもの？？（2009年10月撮影）
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神近さんたちが居たのは60階通り入口のロッテリア
今回最後のシーンは静雄が望遠鏡を使って臨也を探そうとしていたシーン。これはサンシャイン60展望台の屋上なのですが、概要のところで書いた通り放送の2年半前、2012年夏頃より閉鎖されており現在立ち入ることはできません。静雄が見ていた景色そのものは屋内展望台の方からほぼ同じものが見られるので再現可能ですが、今回の探訪では行かなかったので、また後日掲載します。（ちなみに屋内展望台の方も2015年のゴールデンウィーク終了と共に、改装工事のため休業するそうです。再オープンは2016年予定とのこと。）
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サンシャイン60を見上げるカット
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