デュラララ!!×2承 第12話 舞台探訪(聖地巡礼)

探訪日:2015/03/29(池袋)、2015/04/04(雑司ヶ谷)、2015/06/14(仙台)

 「デュラララ!!×2 承」第12話「艱難汝を玉にす」の舞台探訪です。
 分割3クールの1クール目最終話でしたが、今回出てきたのは今までに登場したことのない場所ばかり。いずれも住宅街の中の路地というなかなかマニアックな場所を舞台にラストを迎えました。

第12話「艱難汝を玉にす」登場地点概略

 「デュラララ!!×2 承」第12話「艱難汝を玉にす」では次の地点が登場しました。
 (※各エリアがどの辺りに相当するかは「デュラララ!! 舞台探訪 総合TOP」ページをご覧下さい。)

◆川越街道エリア
 今回の重要な登場地点はほぼ全て川越街道の北側エリアに位置しています。「来良学園第二グラウンド」(※実在しません)で全員集合した大乱闘のあと、それぞれのグループがそれぞれの方角へ帰って行きましたが、そのうちの2グループのその後がストーリーの中心になっています。
 まずは1組目の静雄、ヴァローナ、スローン、セルティ、茜たち。ヴァローナにナイフで刺されて怒り狂う静雄が自動車をドリブルしながら(?!)彼女らのトラックを追いかけ、その後そこに囚われていた茜を助けるというシーンが描かれましたが、この舞台となったのは「池袋本町中央通り商店会」という通り。川越街道が埼京線と東武東上線の線路を跨ぎ越した少し先から北へ向けて延びる商店街です。車で走っているシーンの時間の割には各シーンごとの登場地点間の距離が短いので、実際の位置関係を反映しているかどうかは微妙なところではありますが、静雄がヴァローナを追いかけ始めた場所が豊島清掃工場の事務所の裏だったので、来良学園第二グラウンドの設定位置はその辺りなのかもしれません。
 2組目は六条千景と帝人。ダラーズの創始者であることを千景に告白するも本気で信じてはもらえず、そのやりとりがきっかけで今後の帝人の行動を大きく左右する決断をすることになったという重要なシーンがありました。文字通り「承」が終わって「転」に突入した瞬間だったわけですが、その舞台となったのは川越街道が山手線の線路と、そこから少し離れた位置にある埼京線と東武東上線の線路の両方を一気に跨ぎ越すため高い位置を通過している地点の、その下に広がる住宅街の中でした。
 どちらも閑静な住宅街のど真ん中ですので、もし訪れる際は大きな声を出さないなど、近隣住民の方々への最大限の配慮をお願いします。
◆その他エリア
 上記の川越街道北側エリア以外を舞台とするシーンもいくつかあります。
 重要なところでは、ラストシーンで臨也が居た街。これは池袋ではなく、東北は宮城県の仙台がモデルです。原作でも東北のどこかの街ということになっていましたが、アニメでは市街地中心部にある仙台三越の周辺が描かれているようでした。(写真1枚目)
 また、廃工場での青葉たちとの「契約」のあと、月明かりの下帝人が歩く墓地沿いの道。これは雑司ヶ谷霊園の南西端付近でした。(写真2枚目)

 まだ現時点では不明な場所もあります。事件が終わったBパートで、静雄とトムが一緒に居たマクドナルドらしきハンバーガーショップ。店内から外の夜景が見えていますが、都営地下鉄の駅入り口にある標識が見えているので池袋ではないような気がします。また、重要なシーンの舞台ではありますが、1期の時から何度も出てくるあの廃工場も未特定。ただこちらに関してはおそらくモデルは実在していないのではと思っています。もし見つけたという方がいらっしゃいましたらページ下部のコメント欄などで教えて頂けるとうれしいです。

第12話Aパート

 Aパートは前回に引き続き来良学園第二グラウンドでの大乱闘のシーンから始まりますが、その最中ヴァローナに刺されて怒り爆発の静雄がそこら辺に止められていた自動車をドリブルしながら彼女らを追いかけるシーンで舞台は再び街中へ。ここで登場したのは「池袋本町中央通り商店会」という通りです。「承」の最終話になって初の登場となりました。

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豊島清掃事務所の裏手。前のカットからの繋がりを考えると、この付近に「来良学園第二グラウンド」があることになりそうです。

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清掃事務所裏手から川越街道方向。

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静雄にドリブルされることになる車が止められていた駐車場。位置関係は概ね正しいです。

 ヴァローナとスローンのトラックに追いついた静雄がそこに囚われていた茜を助け出すため飛び降り、後から追いかけてきていたセルティの影に助けられるシーン。これも舞台は池袋本町の商店街です。上の写真の場所と同じ通りですが、作中でトラックが走っていた時間から想像するよりはずっと近く、徒歩数分しか離れていない場所が使われています。

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具体的にどの辺りかは分かりませんでしたが通りの様子は大体こんな雰囲気。

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第12話Bパート

 Bパートは帝人がダラーズの創始者であることを千景に告白する、今後の彼にとって非常に重要なシーンがありました。その舞台となったのは上池袋二丁目。川越街道が山手線の線路と、そこから少し離れた位置にある埼京線と東武東上線の線路の両方を一気に跨ぎ越すため高い位置を通過している地点の、その下に広がる住宅街の中でした。

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 久し振りに帝人たちと直接会う決心をしたものの、千景の言葉に揺らぐ帝人の姿を見て結局遠くから見つめるだけだった正臣。彼が居たのは川越街道の陸橋部分でした。

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 廃工場で青葉の手にボールペンを突き刺すという衝撃的な行動をしたあとにもかかわらずいつもの調子の帝人。月明かりの下墓地沿いの道を歩くというシーンが更に視聴者の不安を煽りますが、これは雑司ヶ谷霊園の南西端付近でした。作中で帝人の歩いている方向にそのまままっすぐ行くと帝人の家の設定位置に行き当たります。

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雑司ヶ谷霊園脇の坂道

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 一方その頃の臨也。数話前から特急列車でどこかへ向かっている描写が続いていましたが、どうやら目的地は宮城県仙台市だったようです。原作では「東北のどこかの街」とだけ書かれていましたが、やはり東北一の大都会であるこの街へ向かっていたようです。アニメの「聖地」としては、女性ファンにとっては「ハイキュー!!」、男性ファンにとっては「Wake Up, Girls!」あたりで最近盛り上がってる街ですね。
 ラストシーンで歩いていたのは仙台駅から地下鉄で2つ目の「勾当台公園」駅付近。宮城県庁や仙台市役所などもほど近く、仙台の繁華街の中心という感じのエリアでした。

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常禅寺通り越しに見た仙台三越

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仙台三越のショウウィンドウ

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仙台三越前の道。「cafe」の看板はありませんでした

 電話をする臨也の奥に見えている景色は描き変えが激しくていまいち自信がないカットが多いですが、位置関係的にこんな感じかと思います。

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奥に地下鉄勾当台公園駅出口の見える辺りからスタート

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 電話をしていた男が突然近くに現れ、臨也が後ろから刺されるという衝撃の展開で終わったデュラララ!!2期の1クール目。その「事件現場」となったのは臨也が電話を始めた仙台三越前から100m程歩いた場所。「稲荷小路」という多くの飲食店がひしめく歓楽街の入口に当たる交差点でした。
 「承」12話から3ヶ月空けた7月より放送が始まった「転」の1話目(13話)では、「折原臨也さん刺傷事件」がテレビ報道されているシーンがあり、そのナレーションでは「仙台駅近くの繁華街」と形容されていましたが、実際は先ほど述べたとおり地下鉄で2駅、直線距離でも1kmは離れているので、実際はそこまで近くという印象でもない場所です。

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稲荷小路の入口で「澱切陣内」と名乗る男に刺される臨也

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臨也が倒れ込んだ稲荷小路入口の交差点

 なお余談ですが、9話で臨也は上野駅から常磐線の特急「スーパーひたち19号」いわき行に乗り込んでいましたが、2015年7月現在東日本大震災で被災した福島県内の一部区間が未だ不通のため、臨也と同じルートで上野から仙台へ行くことはできません。震災以前は同じルートをたどれたのですが、しかしそれにしても仙台行くのになぜ新幹線ではなく常磐線経由を選んだのか、臨也の行動は若干謎ですww

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 今回で「デュラララ!!×2 承」の舞台探訪も最後となりますが、2015年7月からの2クール目「転」も始まり次第舞台を紹介していく予定です。また5/30から劇場上映が始まる特別編も可能なら探訪したいと思っています。

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◆テレビアニメ第2期「結」
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◆テレビアニメ第2期「転」
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更新履歴
初回記入:2015.04.01
未撮影だった雑司ヶ谷霊園付近と仙台の写真を追加:2015.07.05